アナウンサーも活用!効果的に情報を伝えるペースを変える話し方とは
士業・専門家のトークスキルを磨いて売上向上につなげる、合同会社STYのアナウンサー、堀江政史です。
今回は、アナウンサーが身に着けている、伝えるための【4つの変化球】をご紹介します。
声の強調を活用し、大事なことをしっかり伝え、顧客満足度を高めていきましょう!
Contents
顧客満足度を上げる話し方、アナウンサーが駆使する、伝えるための4つの変化球とは
先日、電車に乗ると、近くに子連れの家族がいました。
どこへ行きたい。
あれがほしい、これがほしい。
子どもたちが大声で、保護者にアピールしていたんですね。
話の内容を強調するとき、大事なことを伝えたいときには、必ずと言っていいほど、話のリズムに変化を加えますよね。
その変化で、相手に対して、これは大事なことなんだよ、これが伝えたいことなんだよと示します。
ワンペースで変化のない話し方ですと、結局、どこが強調したかったのか、どこを伝えたかったのか、わかりにくくなってしまいます。
でも、セミナーや講演だと、必ずと言っていいほど、どこかに肝となる部分、聞き逃してほしくない部分を盛り込みますよね。
聞く側に、重要性をしっかりと認識してもらい、課題の解決に役立ててもらいたい。
経営のわだかまりを解消してもらい、より、前向きに進んでもらいたい。
そうした思いを声の変化で明示することで、理解度の向上につなげていきましょう。
その、強調の仕方について、アナウンサーが使うトークの変化球をご紹介します。
種類は4つありまして、
・声の大小
・音の高低
・速度の緩急
・間
といったものです。
顧客満足度を上げる話し方、アナウンサーが駆使する、伝えるための4つの変化球「声の大小」
大事なところは声を大きく、流しても大丈夫といった部分は声を小さくする。
もしくは、逆に声を小さくすることで、聞き手の注意をひいて、大事なことを伝える。
声の大きさに変化を加えて、大切な内容を伝えていきます。
4つの変化球のなかでは、比較的、取り組みやすい強調の仕方です。
顧客満足度を上げる話し方、アナウンサーが駆使する、伝えるための4つの変化球「声の高低」
声の大小に似ているところもありますが、大事なところは声を高く、流しても大丈夫といったところは声を低くする。
声の高さ、低さに変化を加えて、話のポイントを相手に届けます。
声の高低は、声の大小とともに、使いやすい話し方です。
ここに、大人の話し方、「緩急」や「間」を盛り込むと彩り豊かで聞き手も集中して話を聞くトークにつながります。
顧客満足度を上げる話し方、アナウンサーが駆使する、伝えるための4つの変化球「緩急」
大事なところはゆっくりと、流しても大丈夫な部分は早くしゃべります。
ニュースやナレーションでも、大切なフレーズはペースを落として、しっかりと聞き取りやすいように話します。
これによって、どこが重要なのか、聞き手にわかってもらえます。
顧客満足度を上げる話し方、アナウンサーが駆使する、伝えるための4つの変化球「間」
大事なところの直前に「間」を設けて、相手の注意をグッと引き寄せます。
この「間」も、ニュースやナレーションでは必須の変化球です。
これから覚えておいてほしいことを話しますので、準備をお願いしますね、というイメージをもってもらいます。
例えば、ニュースの中で、総理大臣や官房長官の会見内容を伝えるとします。
この会見の中で、総理大臣や官房長官が話した部分の前に、一呼吸、「間」を設けることで、ここからポイントになる内容をお伝えしますよ、という印象を抱いてもらいます。
まとめ
人気があったり、飽きがこなかったりといったセミナー講師の話し方を観察してみると、この4つの中でも、緩急や間をうまく使っています。
大事なところはゆっくりと、聞かせどころには間を置いて、というような話し方です。
そして、4つの変化球の効果を発揮させるには、事前の練習が必要です。
どこで間を取りたいのか、どこをゆっくり話して、どこでペースを上げるのか。
特に大事なところは、練習を重ねて本番につなげていきましょう。
ということで、今回は、アナウンサーが使う声の変化4種類をご紹介しました。
声の大小や高低は、比較的、使いやすい強調ですので、まずは、感覚をつかむという意味でも、話の中で特に大事な部分で意図して使ってみるといいでしょう。